同じ声でも、注目する点で呼び名が変わる

練習の現場で使われている言葉を、何を指しているかで整理します。

  1. M1・M2

    おおまかには地声がM1、裏声がM2。声帯の震え方の違いによる、2つの声の出し方の呼び名です。

  2. ミックスボイス

    歌の指導の現場で「地声と裏声の中間のような、切り替えが目立たない声」を指して使われる呼び名です。

  3. ベルティング

    歌の指導の現場やミュージカルの舞台で、「明るく張った、力強い高音」を指して使われる呼び名です。

声は、高さの違う音の重なりでできている

声を音として見たときの中身。3つの指標が何を測っているかの土台になります。

  1. 倍音

    一つの音に聞こえる声の中に、実際には重なっている、高さの違う音のことです。もとになる音(基音)と、その整数倍の高さの音が並びます。

  2. シンギング・フォルマント

    声に含まれる高い方の成分に現れる強い山のことです。声が遠くまで届くことに関わるとされ、男性の話し声については別の名前で報告されています。

  3. 声道の大きさ

    のどの奥にある喉頭の高さと、のどの広さで決まる、声が響く空間の大きさのことです。

測って分かるのは、体の使い方ではなく音の結果

声を出すときに体のどこがはたらいているかを扱います。

  1. のどの筋肉

    声を出すときに働く、声帯を動かす筋肉と、のどの奥にある喉頭を動かす筋肉のことです。

  2. 声の高さ

    声帯が1秒間に何回震えるかで決まる、ドレミのどの音にあたるかということです。